あれから10年…

2011311日に発生した東日本大震災から今日で10年。

今年も地震発生の14:46には社内でスタッフ全員で黙祷しました。


昨日は定休日だったので、仙台市若林区の荒浜へ行って来ました。

節目の年ということもあり、前日ではありましたが多くの方が慰霊碑に手を合わせていました。

 

震災遺構となっている仙台市立荒浜小学校も見学してきました。

(写真を撮る気持ちにはなれなかったのでパンフレットの写真で…)


震災遺構 仙台市立荒浜小学校

震災から半年後くらいに車窓から見たことはあったのですが、中へ入るのは初めてです。

荒浜小学校へ避難した方は全員ご無事だったとのことですが、被害の跡を間近で見るとやはり恐怖を感じずにはいられませんでした。


震災前、屋上からは松林で海が見えなかったそうですが、いまは遮るものがなく海がすぐ近くに感じます。
展示されている震災前の街並みの模型と比べると、どれだけ多くの家そして生活が失われたのかを実感しました。
これは映像や写真で伝わらないところだと思います。

震災後にボランティアで何度か被災地を訪れてはいるのですが、10年が経ち落ち着いた気持ち・冷静な目で被害の大きさ・復興の様子を改めて知ることができました。
荒浜小学校だけではなく、今後も各地の震災遺構を自分の目でしっかりと見ておきたいと思います。

今も復興工事が続き、トラックが行き交う荒浜の海辺では、クロマツの苗木が育てられていました。
今後30年をかけて海岸防災林を再生していくそうです。
ゆっくりでも着実に根を張り育つように…復興が進んでいくことを応援し見守っていきたいです。

東日本大震災は津波の被害が甚大な災害でした。
しかし地震の揺れによる被害も決して小さくはありませんでした。
外構工事に携わる者として、被害を起こさない・大きくしないような外構を作っていきたいと思います。
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