ガーデン、エクステリアの取り組み

前回の私のブログでガーデンの事について書きました

ガーデンとはほど遠い最小限に囲っただけの外構(エクステリア)

 

廻りの視線を気にしないで庭でくつろぐ環境とは全く逆の

オープンなガーデン、エクステリアが近年更に増えてきております

 

私がこの仕事を始めた頃(37年前)は、一般的に男としての目標は

自分の家を持つ(建てる)、そして庭を創る

 

それで家と庭、いわゆる家庭を持つ。それが出来て初めて

男としての1人前、男としてのの目標とされていました

 

その頃の住宅の外廻りは周囲は、殆どがブロック塀、石塀

又は生垣で囲い、そして門廻りは門柱、門袖、門扉が取り付けられ

キチンとした外構がなされていました

 

庭の方はいわゆる日本庭園が主流で、石組、池、枯山水

そして松(門かぶり松)、ツゲ、オッコ、サツキ、ツツジ、シャクナゲ等

常緑樹主体の結構お金のかかった庭を作ったものでした

 

現在主流の家族で遊び、楽しむガーデンではなく

正に庭師の作った眺めて楽しむ庭園だったのです

その時はそれで満足していた良き時代でもありました

 

所得水準に照らし合わせてみると、今よりも外廻りと庭には

ずっとお金をかけていました

 

最近の新築住宅の外廻りを見ると、大部分がブロック等の

塀はなくなり、生垣もなくなり、門袖、門扉もなくなり

正にオープンな外構になってしまいました

(ブロック等の塀は地震の時に危険という事の影響が大)

 

住宅にお金をかけても外構は住宅の付帯、付録みたいな感じです

とりあえず、駐車場とポスト表札があれば外構はOKなのです

 

メッシュ状のフェンスで囲われ、ポスト、表札は機能的なパーツに

一体化され、所謂私の言う裸の外構になってしまっています

 

住宅はどんどん立派に進化しているのに、私達の外構は

昔よりどんどん後退している感じなのです

 

もっと外構を工夫すれば、もっと予算をかければ住宅も見違えるのに、

いつもそう思ってしまいます

 

家を建てるお客様の要望なのか、家を建てるハウスメーカーさん

工務店さんの考えかたなのかわかりませんが

住宅の外廻りは明らかにグレードが落ちています

 

最近の新しい分譲の団地を見ても明らかに街並みの景観が

落ちてきています

家だけがどんどん建っているといった印象しか残りません

 

このままだと、私達の目指す安全且つ楽しいガーデンライフ

それにはほど遠くなってしまいます

 

そうなってしまった背景には私達ガーデン、エクステリア業界が

自分たちの理想を、思いをあまり伝えて来なかった為だと

思っています

 

今後新築の外構、ガーデン、そしてリフォーム外構、リフォームガーデンと

我々の仕事は、掘り起こせば未だ未だ沢山眠っている様に感じます

 

お客様の目線で、新しいガーデン、エクステリアの提案

施工にもっと深く取り組んで参ります

 

そうしてお客様のガーデンエクステリアを、街並みを

良くしていくために頑張ります

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