ありがとう、金足農業野球部の皆さん、

今日は、会長の鈴木です
いつもご愛顧有難うございます


お盆休み明け、例年だと少しづつ涼しくなるんですが
今年は猛暑が続いており、今日も30度を超えております


涼しい秋はもう少し先になりそうです


今年の夏、私の夏は何といっても秋田、金足農高の夏でした
第100回記念すべき今年の夏の甲子園大会
我々東北人、念願の優勝旗白河越え、初優勝の期待
それも秋田の農業高校、金足農高がその夢を叶えてくれる



そんな大きな期待に夢を膨らませました
公立高の、しかも農業高校が甲子園に出場するだけでも
奇跡と言えます   何故かといううと実は私自身も実は高校球児で
半世紀前、農業高校の野球部で甲子園(夢のまた夢)を目指していました


昔も今も、宮城も私立強豪校が圧倒的に強く、それを破って甲子園に出れるのは
よっぽどの条件(選手、監督、コーチ、環境、他)が揃わないと正に夢のまた夢です
その時の巡り合わせがないと実現しません


特に農業高校は実習なども多く、甲子園を目指す野球部の環境としては
私立強豪校とは対極の条件と言える環境の中で練習をしています



今回の事は私にとっては正に奇跡としか言いようがありません


今回の金足農野球部の快挙、正に東北を感動の渦に巻き込みました
大変失礼な言い方かも知れませんが、誰もが、決勝まで勝ち進んで
準優勝まで行くとは思っていなかったと言えます


初戦の強豪鹿児島実業を破って、横浜高、近江高、日大三高と正に
全国屈指の強豪校を逆転、接戦の白熱した熱戦の上、ついに春夏
2度目の連覇を狙う、あの大阪桐蔭高とついに決勝で戦う事に
なりました


地元秋田だけの雑草軍団、かたや全国からエリートを集めたスーパー軍団
雑草とエリートの闘い、判官びいきも相まって、金足農高応援フィーバーが
凄まじい事になりました



大阪桐蔭はピッチャー陣も豊富でしかもみんなエース級,かたや金足農は
吉田投手が秋田予選から一人で投げ抜き、甲子園準決勝まで先発、完投と
正に大黒柱、彼の存在そのものが金足農野球部でした


特筆すべきは、甲子園で戦い勝ち進んでいく中で、どんどん強く
逞しくなっていったことです


予選でも打ったことのない、高橋君が逆転のホームランを打ったり
満塁で逆転のツーランスクイズを決めたりと、今までの東北野球では
あまり観たことのない、土壇場での底力、大胆さを見せて貰いました


決勝では吉田投手の連戦の疲れも出て、大阪桐蔭の強力打線に
つかまり、敗れてしまいました


第100回の記念すべき大会、金足農高は素晴らしい輝きを放ちました
新聞、TV、ネットも優勝した大阪桐蔭よりも敗れた金足農高ナインを
大きく報じておりました


雪国秋田の雪の中での厳しい冬季練習、地元だけのメンバーでしかも
農業高校、飾らない素直さ、ひたむきさ、そしてきらりと光る実力


全てが相まって、金足農高フィーバーが巻き起こりました
我々東北に、大きな期待と感動を与えてくれました 
東北の球児達、今まで何度も決勝まで進み、惜しくも優勝を
逃してきました


でも、同じ準優勝でも今までの準優勝とは一味も二味も違った
準優勝に感じました


金足農高野球部の皆さん、お疲れ様でした、そして有難う
ございました





Go to top